前回の記事に書いた通り、紆余曲折あり8月いっぱいで退会したカワイ音楽教室。そして9月半ばから入会した個人教室。その両者を比較していきます。これからピアノ教室を選ぶ方の参考になれば嬉しいです。
カワイ音楽教室のメリット
・発表会の規模が大きい。大きめのホール、フルコンサートグランドピアノ、で行われることが多い。
・カリキュラムがある程度決まっているためどの先生でもレッスンの質にばらつきが少ない。(カリキュラムが決まっているのはデメリットでもあると思う。)
・コンクール、コンサート、グレードテストなどのイベントが多い。(色々な習い事をこなす子供が多い昨今、これをデメリットと捉える人も多いかも知れません。)
・月謝が口座振替。(これは本当に最高)
・退会の際の後腐れがない場合が多い。(ご近所の個人教室よりは気まずさが少ないかな?ただしこれも先生による。)
個人教室メリット
・柔軟なカリキュラムで対応してくれる。(技術的に足りない部分があると、それに対応したテキストが追加になったりする。このため成長が早い。)
・欠席の場合振替レッスンをしてもらえる確率が高い。(教室にもよります)
・レッスン内容がかなり凝られている場合が多い。(個人教室の先生はカリキュラム自体を先生が考えるので、その先生が最良と思っている内容が沢山組み込まれている。)
・どのコンクールに出るのか、複数から選択できる。(様々なレベル、方針のコンクールから自分に合ったコンクールを先生と話し合って決められる。カワイ音楽教室の場合はカワイのコンクールになります。)
カワイ音楽教室デメリット
・柔軟なカリキュラムは望めない。(先生にもよりますが、基本的にテキストはサウンドツリーとそれに付いてくる教材ぐらいで、個人に合わせてそれに何かを足しましょう、という発想がない先生も多いと思う。特に幼児の場合はほぼサウンドツリーのみ)
・イベントごとが多い。(メリットの面にも書いたので矛盾するようですが、実際これが負担でやめたという人も結構聞くのでデメリット欄にも記載します。)
・どんな先生にあたるか分からない。(個人教室の場合、先生の指導方針、出身大学、考え方などホームページに記載されている場合が多い。ホームページがない教室でもその地域に根差した教室の場合、その教室がどのような方針なのか窺い知る機会もあると思います。カワイのような大手では、体験レッスンに行くまでどんな先生か分かりません。)
・生徒都合の欠席では、振替レッスンはなし。
個人教室デメリット
・月謝を現金で持って行かなければならない。(地味に毎月大変です。)
・発表会の会場の規模など、大手教室に比べて小さめの場合も多い。(これも教室によりますね。まだ発表会は未経験なので、娘の教室ではどんな感じか分かりません。)
・あくまで個人宅なので、駐車場はあまり広くない場合も。
・ご近所の場合はやめる時に気まずかったりするかも?(大手の場合、本当に拗れに拗れた場合、先生とやりとりをせずに事務所を通して退会することも多分可能だと思われます。教室=先生の自宅ではないので、退会後にどこかでばったり顔を合わせる可能性も低いでしょう。個人教室では、当然ながら先生とのやりとりでしか退会できず、ご近所であれば退会後も顔を合わせる機会があるかも。)
カワイ音楽教室と大手、どちらがオススメ?
これは本当に先生との相性にもよるのでどちらとも言えない部分があるのですが、ピアノという習い事を大切にしていて、上達しつつ長く習うつもりなら個人教室がオススメだと思います。自分に合った先生に柔軟なカリキュラムで対応してもらうのがやはり上達への近道だと思います。娘の場合、個人教室に移って数ヶ月ですが、ト音記号ヘ音記号ともに加線のない音譜は全て読めるようになり、リズムもかなり分かるようになりました。手のフォーム、楽譜を見ながら弾くなどもかなり改善してきています。「もっと早くこっちの教室に来れば良かったー」と娘は言っています。確かにそうかもしれないけれど、カワイでのステージ経験から得たものも多かったと思います。グレードテストなどもとてもいいシステムだと思います!
次女は4月から年中になり、いよいよピアノを習える年齢になるのですが、次女の希望でヤマハ音楽教室の幼児科に進級します。今おんがくなかよしコースですが、とにかく先生が大好きで、絶対ヤマハがいいみたいです。「好き」っていう気持ちにかなうものはないと、私は思っています。個人教室がオススメと書きましたが、何がなんでも個人教室というわけではなく、習う子供本人が好きな先生、好きな教室で習うのが一番。長女も次女も、大好きな先生に出会えたので、それぞれ別の教室での音楽ライフを満喫します。それもそれで、素晴らしいことだと思っています。
ピアノを習おうとする全ての人が、大好きな教室に出会えますように。
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