カワイ音楽教室 退会

子供の習い事

長女(6歳、年長)が、紆余曲折ありまして、カワイ音楽教室を退会することになりました。

1歳の親子リトミックから入会したカワイ音楽教室。体験レッスンの時はまだハイハイしていました。それからクーちゃんランドに進級、くるくるクラブに進級予定がコロナでずっと休会、3歳になってからは3歳ソルフェージュ、3歳半からピアノコースに進みました。

これほど長く通ったカワイ音楽教室を退会するとなると、それなりの覚悟が必要だったことは確かです。しかし退会まで追い込まれた理由は親子ともに限界だったから。

今考えたら、年中さんの発表会の曲の練習が始まったあたりから歯車が狂い始めたんですよね。曲が難し過ぎた。でも妻がピアノ経験者だったため、無理矢理教え込むことが出来てしまったんです。幸か不幸か本番はそれなりの演奏ができてしまいました。それからはグレード試験、コンクール、受賞者コンサート、そのまた次の発表会、(その前に歌の中部大会もあり)となかなかハードなスケジュールでした。

娘が自分で楽譜を読んで仕上げていたならいいんですよ。それができる子なら、問題ない。しかし我が家の娘の場合、上記のイベントの全てを妻が必死で教えてどうにか出演している状態でした。先生にご相談したこともありましたし、先生もこういう状況であることはある程度分かっておられたと思います。

娘と妻が家で練習している様子は見るに耐えないほどの大バトル。

このままでは親子関係が悪化してしまう。そんな思いから妻の判断で年長の夏の発表会をもってカワイ音楽教室を退会することになりました。

長女には、しなくていい苦労をさせてしまったな、という思いがあります。あのまま続けていたとしたら、ステージ上では毎回それなりに弾いたかも知れませんが、読譜力はゼロのまま、ひたすらステージで弾くだけですから得る物は殆どなかったでしょう。練習の苦労を見ていたら、それでは長女が可哀想過ぎる。

今回は親の関わり方が間違いだったな、というのが反省点です。しかし先生の方も親が教え込むことも計算に入れた上で選曲をしている感があり…。自力で譜読みできない曲を選曲し、1年を通してそのような曲でイベントに出続けることについて先生に質問したことがありましたが、明確な回答は得られず

2年以上もの間ズルズル続けてしまいました。もちろん楽しい思い出も素晴らしい経験も沢山ありますよ。大手ならではの規模の大きなイベント、大きなホールでスタインウェイのフルコンサートグランドピアノを演奏する機会が何度もありました。幼稚園児でそのような機会が持てたことは貴重なことですし、本人も本番は好きなようでした。(緊張するけどね。)

でもやっぱり、どうせ習うなら楽しく習ってほしい。自力で楽譜を読んで、将来的には自分の好きな曲の楽譜を買ってきて自分で弾くっていう感じで、レッスンをやめても長く音楽を楽しめるようになって欲しい。そんな思いからカワイ音楽教室を退会、個人教室へ移ることを決意しました。娘は途中でやめるというのを極端に嫌がる性格のため、幼稚園卒園まではカワイで習いたいと言いましたが、妻の判断で、もうこれ以上は無理。となりました。

個人教室へ移って早1ヶ月となりました。娘は早くレッスンに行きたい!と楽しみにするようになり、カワイの頃のようにレッスン中にだらけた態度を取ることもなくなりました。「もっと早くこっちの先生に変えれば良かった〜。」と、カワイをやめるのを渋っていたのが嘘のようです。

なんだかこう書いているとカワイはダメで個人はいい、みたいに聞こえるかも知れませんが、そうとも限らず、やはり相性です。カワイのカリキュラムもよくできたものですし、発表会、グレード試験、コンクール、受賞者コンサートなどなど、自分で楽譜を読んで自らの意思で出演を決め、毎年そこに照準を合わせて練習する。それができる子なら確実に伸びるしカワイのイベントは本当に楽しいです。本人の適性や真の実力を先生や親が把握して、本人の本当の意味での希望(口に出していることが本当の希望とは限らない。)を尊重しながらやっていくのが、個人教室だろうと大手だろうと大切なんだと思いました。

そんなこんなで今は個人教室で楽しくやっています。読譜力アップのために毎日やるフラッシュカードなど、カワイとは違った宿題もたくさんありますが本人の「わかる」に繋がっているので毎日楽しんでやっていますし、成長していっているのが分かります。個人教室に移るという選択を正解にしていけるよう、「親はサポートに徹する!教えて下さるのは先生!弾くのは本人!」をモットーに歩んでいきたいです。

次回はカワイ音楽教室と個人教室の違いについて深く掘り下げてみます。

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